2024年の振り返り AI・マーケ事情と小さな会社の勝ち残り方
こんにちは!チャコウェブの横山ゆみこです。
2024年最後のニュースレターは、今年ウェブで起こったことを振り返りながら、中小企業・小さな会社が学ぶべきことについて書いていきます。
進歩とは反省の厳しさに正比例する
変化はいつの世でも起きていますが、スピードが増しているのが最近の特徴だと思います。
このスピードに対し、中小企業・小さな会社はどう対応していくのか。
ご参考にしていただければ嬉しいです。
小さな会社がウェブを使って成長するための情報をお届けする「小さな会社と共に成長するニュースレター」。
今日も一緒に学びませんか?
目次
📓 ちょこっと日記
🤖 生成AIの進化がすごかった
🚀 いろんなAIが高性能なサービスでたくさん出現
🔍 Google検索で「AIによるまとめ(AIO)」が一般向けにスタート
📹 動画マーケティングの台頭
📢 本気でコンテンツ発信に取り組む企業が増えた
💡 小さな会社・中小企業の学び2024年版
⚡ 生成AIを使ってみる
📊 日本人のAI利用率の低さに驚く
🎯 周囲の競合も使っていない今がチャンス
🔎 検索流入だけに頼らない集客窓口を増やす
📱 情報発信を多角化する
✨ まとめ:AIに慣れつつ、多角的な情報発信をしよう
🖋️ あとがき
📓ちょこっと日記
「よいお年をお迎えください」がミーティング時の挨拶で定番になってきました。
年の瀬は、焦りと反省と達成感と忙しさで、複雑な気持ちが入り混じります。
🤖 生成AIの進化がすごかった
2024年は、AI技術がより著しく進化しました。
テレビCMでも、有名企業が生成AIで動画を作成したことで話題になりましたし、あらゆる場所で生成AIによるコンテンツが見られるようになりました。
いわゆる「機械っぽさ」「不自然さ」が解消され、ほぼ見分けがつかなくなってきています。
要求に対する反応も、ユーザーの意図を認識したうえで出力する精度が非常に高まっています。
🚀 いろんなAIが高性能なサービスでたくさん出現
有名なのはChatGPTですが、さまざまな特技を持つAIがリリースされた年でもあります。
-
入力した言葉を読み画像を生成する
-
入力した言葉を読み動画を生成する
-
動画やテキストをマインドマップにまとめる
-
渡した資料をまとめる
-
プレゼンテーション資料を作成する
-
質問や検索に対して、さまざまなウェブサイトを横断して要点をまとめ回答する など
挙げきれないほどありました。
サービスのリリースだけではなく、性能アップに関する最新情報も頻繁にあり、AIに関する新情報を追いかけていると目が回るほどです。
しばらく、この奔流は続くと思います。
🔍 Google検索で「AIによるまとめ(AIO)」が一般向けにスタート
「SEOが終わるかも」と業界では非常に話題になっていた「AIによるまとめ」。
今年、日本で正式に一般公開がスタートしました。
検索した言葉をAIが読み、生成AIが回答してくれるものです。
つまり、これまでは検索結果に表示されたページに誘導していましたが、回答に満足すればユーザーは検索を終了します。
今までと同じような検索の流れではなくなるでしょう。
ただし、それだけで「SEOが終わる」とするのは早計です。
そして、現在はすべての検索キーワードで「AIによるまとめ」が発動するわけではありません。
精度の低い回答が出ることも指摘されており、来年はさらに改良されていくはずです。
📹 動画マーケティングの台頭
動画コンテンツの需要が高まり、2024年は動画によるマーケティングが活況となりました。
特に短編動画が消費者の関心を引く手段として効果を発揮しています。
TikTok、YouTubeショート、Instagramリールなどで注目を浴び、短くてもインパクトのある動画を制作することに磨きをかける企業も増えています。
一方で、学習できるお役立ち動画として長時間の投稿も伸びています。
キレイな写真を投稿する場として認識されていたInstagramですが、現在はリール動画のほうが伸びています。
これほど動画が盛り上がっているのは、「ややこしいこと抜き」でわかりやすいからです。
📢 本気でコンテンツ発信に取り組む企業が増えた
大手企業だけではなく、小さな会社でも「本気でやる」企業が増えているのがコンテンツ発信です。
Google検索が「AIによるまとめ」を開始する前から、検索流入に頼る集客は限界を迎えつつあると考えていた人は、新たな集客窓口を育てています。
それがコンテンツ発信。
SNS、YouTube、オンラインセミナー、ブログ、メールマガジンなど。
企業のスタンスもわかりやすくなり、一般のユーザーと接点も増えてより親しみやすくコミュニケーションが取れるため、広告費の削減にもつながります。
アメリカでも、Instagramの社長が積極的に発信していたり、オリジナルコンテンツを発信するスタジオを立ち上げた企業が出たりと、コンテンツ発信は加速しています。
オフトピックでも2024年のインパクトあるトピックとして語られていました。
💡 小さな会社・中小企業の学び2024年版
2024年のウェブにおける主要な動きをまとめてみました。
AIが関わっている事柄が多いですね。
2022年後半で衝撃が走ったAIですが、2023年に引き続き激しく進化と多様化をしています。
小さな会社・中小企業に属する私たちはどのような学びがあるのでしょうか?
来年の活動方針に活用できる学びをまとめてみました。
⚡ 生成AIを使ってみる
あなたはAIを使ったことがありますか?
もしあるなら、どのくらい使っていますか?
「使ったことがない」
「ちょっとやってみたけどあまり使わない」
もしこのような回答なら、今日からでも生成AIに触れてみましょう。
「使い方がわからない」と敬遠している場合ではありません。
さっくりからでも始めてみましょう!
📊 日本人のAI利用率の低さに驚く
日本での生成AI利用、個人ではなんと9%という総務省による統計結果が出ています。
比較対象とした中国(56.3%)、米国(46.3%)、英国(39.8%)、ドイツ(34.6%)と比べても差が開いており、私も驚きました。
産業での導入率も日本は低い結果が出ています。
🎯 周囲の競合も使っていない今がチャンス
AIを始めるなら今。
使い始めるのは今がベストです。
今のうちに慣れはじめ、業務のサポート役として活躍してもらえば楽になります。
ChatGPTなどの「会話型AI」以外にもありますから、手始めにYouTube動画をMapifyでまとめてもらうなどお試しで始めてみましょう。
👉活用シーンの一例
WebサイトやSNS用の記事作成
マーケティング担当者が情報をまとめる際、たたき台としてAIに文章を生成させ、人間が仕上げを行うと、短時間でも一定のクオリティを担保できます。
広告・プレゼン資料の下書き作成
資料の構成・目次やメインのメッセージの“素案”をAIに作らせ、担当者が校正・調整することで効率化できます。
ちょっとスタートを早めてくれるのがAIで、楽に始めるヒントを書いています。
🔎 検索流入だけに頼らない集客窓口を増やす
さまざまな場所で発信ができるようになった今、企業が広告を出さなくても集客のチャンスは広がりました。
そして従来どおりSEO(検索エンジン最適化)対策だけに頼る集客は厳しくなると予想されています。
集客の基本についてはこちらの記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。
📱 情報発信を多角化する
ウェブサイトだけでなく、SNSやYouTube、メールマガジンなど多様なチャネルで情報発信し、検索結果に依存しすぎない集客経路を育てましょう。
ウェブサイトは今でも重要で、情報基地として見られます。
作り方についてはこちらの記事を参考にしてください。
✨ まとめ:AIに慣れつつ、多角的な情報発信をしよう
ウェブを取り巻く環境は進化のスピードが速いため、中小企業こそ柔軟な姿勢が重要になります。
「試しながら改善する」
「変化を追いかけつつ自社に合う使い方を見つける」
これらのトレンドを上手く取り入れ、自社の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
🖋️ あとがき
このレターが2024年最後の発信です。
2025年も、地に足のついた成長を支援すべく邁進していきます。
皆様にとって充実した1年となりますように。
ご意見・ご感想をお待ちしています!
このニュースレターに関するご質問やご意見がありましたら、ぜひお気軽にお知らせください。
あなたからの声をもとに、より役立つ情報をお届けしてまいります。
私が大切にしているのは、読者と共に成長していくこと。
私は上から下へと向かって「教授」していくのではなく、私自身ができる知見を「共有」していきます。
ですから、もし「こんなやり方が良かった」など、あなたの体験があったらぜひ共有していただけませんか?
「ここがうまくいかない」という悩みでも構いません。
有料サポートはこちら
ご登録いただくと、サポートメンバー限定のレターを過去回まですべてご覧いただけます。
価格はだいたいランチ1回分。
横山ゆみこが10年以上にわたって積み上げてきた経験とノウハウ、そしておびただしい数の書籍を基にした知識をわかりやすく、手ざわり感を大切にお伝えしていきます。
ウェブを活用しながら収益を上げる方法を共に学び、小さな会社発の素敵な世界にしていきましょう。
みなさま、良いお年をお迎えください!
すでに登録済みの方は こちら