UGCは資産になる。質を高め、量を増やす地道な仕組み作り
こんにちは、チャコウェブの横山ゆみこです。
マーケティングは「お客様が喜んで買ってくれる」環境づくりと言えます。
いくら企業や店側が「これは良いものですよ」と訴えても、売り込まれていると感じれば、お客様の気持ちは遠のいてしまいます。
では「お客様が喜んで買ってくれる」のはどんな時でしょう?
実際に利用した人の「良かった」を耳にしたり目にしたりした時は、かなり心が動きます。
あなたも、口コミを参考に購入を決めたことはありませんか?
SNSで見かけたカフェやお店は「今度行きたいところ」として保存したことがあるかもしれません。
「使って良かった」と投稿されたヘアケア商品が気になって調べたことがあるかもしれません。
お客様が自発的に商品・サービスについて投稿したものを、「UGC(User Generated Content)」といいます。
商品・サービスを自分のSNSで投稿する行動は今や日常です。
お客様が自社の商品・サービスについて投稿してくれると、こちらが売り込まなくても売れるようになっていきます。
今回は、UGCについてと、UGCを増やす方法についてご紹介します。
SNS情報は、ここ最近ささやかれている「ハッシュタグって付けないほうが良いの?」について、最新の動向をお伝えします。
目次
💬「利用した人の声」はとにかく強い
📈UGCを増やすべき3つの理由
⏳黙って待っていてはUGCはなかなか増えない
🏗️企業・店がUGCを生み出す方法
👀UGCを見つけたら企業アカウントがやること
🗂️まとめ
🏷️SNS情報:ハッシュタグ不要論について
💬「利用した人の声」はとにかく強い
例えば、あなたが初めて訪れたカフェでラテアートを撮影し、「#休日カフェ部」のタグを添えて投稿したと想像してください。
あなたのフォロワーがその写真に「どこのお店?」とコメントをくれた瞬間、店側の宣伝は一切介在していません。
それでも友人は地図を開き、場合によっては予約まで進みます。
実際に利用した人の投稿のほうが「信頼できる」感じがしませんか?
UGCの強さはここにあります。
📈UGCを増やすべき3つの理由
(1)説得力
「人は売り込まれるのを嫌う」ことはよくわかりますよね。
そして、「売り込まれるのは嫌だが、良い商品・サービスに出会いたい」と思っています。
つまり、情報は欲しいのです。
UGCは、お客様のリアルな声です。
実際に体験した人の声は参考になり、説得力があります。
「この点はイマイチだったけど、こういうところが良くて自分は満足した」
このような良くないと感じた点もリアルに発信している投稿は信頼できますよね。
(2)発信コストの節約
UGCは、自然と「あなたの商品・サービスについて」の投稿が増えていく仕組みです。
自動で認知が拡大されていく、これはすごいことだと思いませんか?
そこに広告費はかかっていません。
チラシやビラを撒くのにかかる労力を考えると、コストはほぼかかりません。
(3)ファン化する
お客様の投稿に、企業・店がコメントをすると、投稿したお客様は喜びます。
SNSの返信でやり取りが何度か続くかもしれません。
そのような丁寧な対応があると、ファンになってくれることがあります。
リピート利用してくれ、さらに投稿を続けてくれるでしょう。
このようなお客様と企業・店との交流はSNSの強みです。
UGCをきっかけに優良顧客が増える、良い循環が回り出します。
⏳黙って待っていてはUGCはなかなか増えない
UGCの素晴らしさはよく理解できました。
では、どうすれば自社の商品・サービスについてのUGCは増やせるのでしょうか?
「お客様が投稿するものだから、待つしかないよね」
このように思った方、それではいつまで経ってもUGCは増やせません。
「素晴らしい商品・サービスを提供すれば投稿してくれるようになる」
間違ってはいませんが、実際にはなかなか投稿してくれないものです。
ですから、投稿のきっかけを作り、自発的に投稿したくなるような環境にしておくことでUGCを生み出していきます。