数字に振り回されない!中小企業のための「成果測定」超入門

「見える化」された数字は、企業のウェブ活用を加速させてくれます。
チャコウェブ 2025.05.21
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こんにちは、チャコウェブの横山ゆみこです。

前回は「Instagramのプロフィールをミニホームページ化」する方法をお伝えしました。

他ではあまり語られていないSNSの効果的な使い方ですが、実践すると良さがわかります。

個人アカウントと違って企業アカウントに求めているのは情報の量と質です。

ミニホームページにすると、量も質もカバーできるので満足度が高まるんですね。

まだ読んでいないという方はぜひ前回のニュースレターをご覧ください。

今回は「SNS投稿やホームページで、どのように成果を測定すればよいのか?」をテーマに進めていきます。

ウェブ活用のモチベーションを高めるためにも、「どこを見ればいいのか?」を一度整理してみましょう。

とにかく覚えていただきたいのは、「結果が良くない=悪いことと考えない」ことです。

今回のSNS情報は、Instagramのインサイトについての公式ページが優れていることについて。

Instagram公式は学習コンテンツを多数公開しているので、ぜひ目を通してみてください。

他人の目を無条件で信じてはいけない。情報は自分の目で確認しなければならない。
野村克也

目次

📊効果測定は成長のために欠かせない
👍「結果が良くない」で落ち込む必要はゼロと考えよう
🛠️効果測定ができるようにする
🎯測定のためには、まず目的を設定する
👀「どこを見ればいい?」基本を覚えておこう
🧘フォロワー数に振り回されない
✨Instagramの「インタラクション」を見る
🤝社内で共有し、伸ばしていこう
🗂️まとめ
📚SNS情報:まずは公式から学べ

📊効果測定は成長のために欠かせない

「SNSの投稿が習慣になる」までは効果測定はあまり気にしなくても大丈夫です。

しかしずっと効果を測定せず、ただただ投稿を続けるだけでは間違った方向に走っているかどうか判断ができません。

自身のアカウントの現在位置を把握して成果に結びつけるためにも、効果測定は欠かせない行動なのです。

数値は客観的に考えられるから、改善しやすくなる

なんとなくの体感では、客観的に考えられていないことが多く、判断ミスにつながります。

「このページはよく見られている」
「自信があった投稿が意外と再生数が伸びていない」

このように数字で客観的に見てみると、状況を冷静に分析できるようになります。

すると、具体的な改善策が考えられるようになり、より良いウェブ活用ができるようになります。

***

👍「結果が良くない」で落ち込む必要はゼロと考えよう

測定をしていると思ったより結果が良くないと判明することはよくあることです。

しかし結果が良くないのは悪いことではありません。

単純に改善する余地があるということがわかるだけ。

結果が良くないことはあなたの人格や行動が良くないからではありません。
人生を決めるわけでもありません。

ちょっとがっかりするくらいは良いのですが、落ち込み過ぎて怒り出したり、投稿を止めてしまったりするほど心を動かす必要は全くないのです。

なぜここまで言うかと言うと、支援をしていると再生数やいいね数フォロワー数に心を左右されすぎていて落ち着かない人が出てくるためです。

もう一度言いますが、効果の測定は現状を把握するためです。

あなた自身の良し悪しを決定するものではありません。

結果が良くなければ改善するだけです。

「伸びしろがあるから大丈夫」くらいに考えておきましょう。

データは情報として活用するもの

  • どのくらいの人が見ているのか?

  • 何をみているのか?

  • どのくらいいいねやシェアをしているのか?

これらは、人の行動をデータとして可視化したものです。

ただの数字の羅列のようですが、データは情報として活用できます。

***

🛠️効果測定ができるようにする

そもそもただホームページを作ったりSNSのアカウントを作るだけでは効果が測定できるようにはなっていません。

効果が測定できる状態にする必要があります。

(1)ホームページにアクセス解析をつける

アクセス解析をつけましょう。

代表的なものはGoogleが提供しているGoogleアナリティクス(GA4)です。

無料で使用できます。

ただし、見方や使い方はあまり簡単ではありません。

本格的な測定ができますが、素人では少し難しいでしょう。

まずは、必要最小限の見方や使い方だけ覚えるところから始めて良いと思います。

その他、有料もしくは無料で設置できるヒートマップもおすすめです。

ヒートマップとは、ページのどの場所がよく見られているのか、どのリンクやボタンがクリックされているのかが可視化された状態で計測できるものです。

いずれも自力で設置するのが難しい場合は、制作会社などにお願いして導入してもらいましょう。

(2)SNSでインサイト/アナリティクスを見れるようにする

SNS、ここではInstagramについて紹介します。

Instagramはインサイト

Instagramではプロアカウントに変更すると「インサイト」という分析機能を利用できます。

プロアカウントはさらに「クリエイターアカウント」「ビジネスアカウント」の2つに分かれていますが、どちらも無料で変更可能です。

企業アカウントなら「ビジネスアカウント」が良いでしょう。

無料で切り替えられるので、まだ切り替えていない方はぜひ切り替えてインサイトをお使いください。

XはXアナリティクスで有料アカウントのみ

Xでは、「Xアナリティクス」を閲覧すると分析ができます。

2024年7月以降、Xは有料アカウントのプレミアム加入アカウントのみとなっているため、本格的にXで運用するXプレミアムの利用の場合に限定されます。

今回は割愛します。

***

🎯測定のためには、まず目的を設定する

「自社の認知度を上げたい」

「採用応募のミスマッチを減らし、適切な人からの応募を増やしたい」

「申し込みを増やしたい」

どのような目的で測定をするのか明確にしましょう。

ゴールを先に決めておけば、「何を見れば良いのか」が決まってきます。

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