視点・視野・視座でわかる、Web発信で動ける人と動けない人の違い

「知らないものは見えない」の衝撃について。乗り越え方について。
チャコウェブ 2026.06.03
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こんにちは、チャコウェブの横山ゆみこです。

先週のニュースレターで、「うちには無理」という言葉の正体を4つの壁に分解しました。

  • 知らない

  • 調べていない

  • 見たことがない

  • 経験したことがない

この4つの壁です。

そして、一番手強いのが「見たことがない」「経験したことがない」の壁だとお伝えしました。

その記事を書きながら、実は自分の中でモヤモヤと残っていることがありました。

「では、何を見ればいいのか?」
「どんな経験を補えばいいのか?」

そう聞かれたとき、明確に答えられるかというと、自信がないなぁと思ったのですね。

その答えを探していて改めて手に取ったのが、仲山進也さんの著書『アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方:カオスな環境に強い「頭のよさ」とは』でした。

過去にも紹介したことがあり、私にとっては何度も参考にしている書籍です。

この本の中で紹介されている「視点・視野・視座」というフレーム。

私自身がずっと愛用してきたものなのですが、これこそが先週の続きを語る言葉だと、改めて気づきました。

今回は、このフレームを使って、「経験を補う」の中身をさらに精密に分解していきます。

読み終わる頃には、ご自身が今どの軸を獲得していて、どの軸がまだ足りないのか、診断できるようになります。

そしてこの3つの軸は、Web発信に限らず、経営全般・人生全般に応用できる考え方でもあります。

目次

  • 先週の続編:4つの壁を「3つの軸」でさらに分解する

  • アオアシの主人公が、聞こえていなかったメッセージ

  • 視点・視野・視座とは何か

  • 建設業の社長さんに起きた「視点獲得の瞬間」

  • 【視点】「持っているか持っていないか」の分かれ目

  • 【視野】自分以外の立場まで広げる

  • 【視座】高さを上げ下げできるようになる

  • 建設業の社長さんが、3つの軸をどう獲得していったか

  • ご自身の「今、足りていない軸」を診断する3つの問い

  • 視点・視野・視座は、Web発信以外にも応用できる

先週の続編:4つの壁を「3つの軸」でさらに分解する

先週の「経験を補う」という処方箋を、もう一段深く掘り下げます。

経験を補うとは、具体的に何を補うことなのか。

ここを言葉にできないと、「で、何をすればいいの?」となってしまいますよね。

私の中でずっと愛用してきたフレームに、仲山進也さんの「視点・視野・視座」があります。

このフレームを通すと、「経験」の中身が3つの軸で見えてきます。

何が見えていなくて、何を獲得すれば動けるようになるのか。

順番にお話しします。

***

アオアシの主人公が、聞こえていなかったメッセージ

仲山進也さんの『アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方』は、サッカー漫画『アオアシ』を題材にしながら、ビジネスや人生にも通じる思考のフレームを解説した本です。

この本の中で特に印象に残っているのが、主人公アシトが、チームメイトのメッセージに気付けない場面の話です。

ある場面で、アシトは先輩選手から「パスからメッセージが伝わらないの?」と言われます。

ですが、アシトの頭の中はこうです。

「意図? ポジショニング? パスのメッセージ……?」

何を言われているのか、まったく理解できないのです。

先輩選手や昇格組の仲間たちは、「ポジショニング」「ボールの運び方」「パスのメッセージ」という 視点 を持っています。

だから、同じ試合を見ても、彼らには見えているものがある。

ところがアシトには、その視点がない。

同じグラウンドに立って、同じボールを見ていても、見えているものがまったく違うのです。

仲山さんはこの場面を引きながら、ある脳科学者の言葉を紹介しています。

> 知らないものは見えない。

> 興味のないものも見えない。

知識がないものについては、脳が認識すらできない。

視野に入っていても、脳の認識の上では存在していない。

これが、観察力を鈍らせる大きな要因だと書かれています。

「うちには無理」と言う経営者の方々は、決して怠けているわけでも、頭が固いわけでもありません。

ただ、そもそも 「見えていない」 のだということに、改めて気がついたのです。

***

視点・視野・視座とは何か

「視点・視野・視座」について、以下のように考えています。

  • 視点:どこから見るか。そしてその視点を 持っているか、持っていないか

  • 視野:考え方の 横の広さ。誰の立場まで考えられるか

  • 視座:見る 高さ。社長の高さか、中間管理職の高さか、従業員の高さか

一般的な定義では「視点=どこから見るか/視野=どこまで見るか/視座=どの高さから見るか」と説明されることが多いと思います。

一般的な定義では「視点=どこから見るか/視野=どこまで見るか/視座=どの高さから見るか」と説明されることが多いと思います。

私の実務感覚では、これに 「視点は持っているか持っていないかの二者択一である」 という側面が加わります。

なぜなら、視点を「持っていない」と、そもそも視野に入ってこないからです。

アオアシのアシトがそうでした。

そして、視野は横の広がり、視座は高さの調節と考えられます。

この3つを意識的に動かしながら物事を考えるのが、視点・視野・視座のフレームです。

これらを調節するには、まず獲得する必要があると言っても良いかもしれません。

***

建設業の社長さんに起きた「視点獲得の瞬間」

先週ご紹介した、元請を目指していた建設業の社長さんを例に解説します。

「分かってはいるんです。でも、本当にできるのかどうか、現実感がないですね」
と言いながら、リニューアルが進む中で大きく変わっていかれた、あの社長さんです。

もし未読でしたら、こちらの記事も読んでみてもらえると嬉しいです。

今振り返ると、あの変化はまさに 「視点・視野・視座を順番に獲得していったプロセス」 でです。

最初に獲得されたのは 視点 でした。

リニューアル作業が進み、自社のホームページが形になってくる様子を、ご自身の目で見続けています。

それまでは「ホームページがあるとオンラインから発見される」「ホームページが営業ツールになる」という概念が、視野に入ってきていませんでした。

出来上がっていく実物を見ることで、初めてその視点が獲得されていったのです。

そこから、視野はどう広がり、視座はどう変わっていったのでしょうか。

有料パートで、その続きをお伝えします。

そして、ご自身の中の3つの軸を診断するための問いと、Web発信を超えた応用の話もしていきます。

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