採用にWeb運用が効く。SNSとホームページで変わる中小企業の採用強化術
こんにちは、チャコウェブの横山ゆみこです。
今回は「採用」をテーマに、ホームページとSNSを使った情報発信でどのように求職者に見つけてもらうか、その導線設計について考えてみます。
今回の記事は人材不足に悩むすべての人に読んでいただきたい。
そのくらい大切だと思っています。
全文無料で読めます。
「応募が集まらない」
「入社してもすぐ辞めてしまう」
人材不足が続く中、企業側にはこんな悩みが山積みになっています。
実際、正社員が不足していると感じる企業は約52.6%に上り、建設業や製造業では高齢化と若年層の減少が原因で慢性的な人手不足に悩まされています。
求職者側を見ると、20代の86.1%が企業のSNSアカウントの存在を「必要」と感じており、8割が社名をSNSで検索する時代です。
そして、上記の調査には会社を決める上で重視されるのは「働いている人や社風」という結果も出ていました。
つまり、「給与」以上に「社風」が重視されるということ。
そこで見られるのがSNSやホームページなのです。
チャコウェブが支援している企業でも深刻な人手不足に悩んでいましたが、情報発信により解消した事例があります。
あなたの企業も「採用」を解決しませんか?
今回のSNS情報はInstagram投稿とGoogleの検索エンジンに表示される件についてです。
目次
🚀成功事例:月1件から40件へ応募数増加、その後ほぼ100%の採用率に成功したWeb戦略
🌐成功した採用強化で実施したこと:Web上の情報充実と透明化
🔗見つけてもらうための導線設計
🏠ホームページ内の導線整備から始める
📣SNSとブログでリアルな情報を日常的に発信
🗺️マッチした応募者を増やすためのWeb戦略プランを立てよう
🗂️まとめ:Webで採用が変わる
📱SNS情報:Instagramのキャプションが検索流入増加につながる
🚀成功事例:月1件から40件へ応募数増加、その後ほぼ100%の採用率に成功したWeb戦略
ロードサービスは全国的に人材が不足しています。
そんな中、2024年からホームページとSNS発信で40倍の応募増、採用率をほぼ100%まで高めた成功例があります。
従来は求人広告のみで月に1件程度の応募しかなく、その応募もミスマッチが多かった株式会社トルク様。
当初、チャコウェブにご依頼いただいたいただいたのはホームページ制作のみでしたが、制作したホームページが好評でWeb運用代行もご依頼いただきました。
採用サイトを立ち上げSNS発信を強化したところ、3か月後には月40件の応募が集まります。
その後、精度を高める施策を続けた結果、質の高い人材をほぼ100%採用できるようになりました。
2025年7月現在でも、マッチする人からの応募者から連絡が届き続けています。
トルク様ではレッカー・ロードサービスに女性メンバーも募集していますが、女性からの応募も来るようになりました。
🌐成功した採用強化で実施したこと:Web上の情報充実と透明化
ホームページだけでも効果は出てきたのですが、冒頭でも説明した通り、SNSでの情報発信はとても力があります。
【採用サイトでの実施】
-
事業概要
-
使用車両
-
企業理念やミッション
-
社員インタビュー
-
1日の仕事の流れ
-
FAQ
-
写真や動画を充実
-
応募要項の充実
-
求める人物像の提示
【情報発信での実施】
-
夜間出動の大変さや長時間勤務などのネガティブ情報も隠さず紹介
-
やりがいの大きさについて
-
Instagramで車両や作業風景
-
Threadsで社長との会話を投稿
-
ブログ発信
-
YouTubeショート動画
-
Xでの情報発信
この事例から学べるのは、情報を「とにかく出す」姿勢と、複数の入口を作る導線設計の重要性です。
🔗見つけてもらうための導線設計
採用ページやブログを充実させても、求職者に見つけてもらえなければ意味がありません。
ここからは、求職者があなたの会社にたどり着くまでの道筋を整える具体的な方法をご紹介します。
🏠ホームページ内の導線整備から始める
最初の採用サイト立ち上げから、実際のアクセスユーザーの動きを見ながら修正を加えていきました。
-
公式ホームページ内に「採用情報」や「RECRUIT」が目立つようにリンクを貼る
-
応募フォームにすぐ移動できるようにボタンの配置を変更
-
応募を戸惑う人が見たいと思うコンテンツを充実させ
-
社内の動画や写真を載せ、働くイメージをつくる
-
メールフォームは適切な入力量にする
-
地域密着型SEOを実施
📣SNSとブログでリアルな情報を日常的に発信
SNSは、今では重要な採用情報メディアです。
実際に、成功事例で紹介したトルク様も「Instagramを見て」応募が来ています。
レッカー・ロードサービスは狭い業界ですが、適切な投稿をすればきちんと「届けたい相手に届く」好例と言えるのではないでしょうか?
-
SNS運用は週1〜2回を目安に継続
-
Instagramストーリーズも投稿を続ける
-
ThreadsやXでのテキストコンテンツ投稿を続ける
-
社長のブログでリアルな働き方と思いを発信
-
社員インタビュー、研修の様子などを見せる
-
プロフィールに採用ページURLを明記する
Z世代はリアルさを重視する
学生が好印象を抱く投稿は「職場環境の紹介」や「社員紹介」です。
68.7%の学生が企業SNSを見て応募意欲が高まったという調査もあります。
しかし、更新がほとんどなく停滞している公式アカウントや、情報が不足しているアカウント、「やらせ」を思わせる過剰な演出に対してはネガティブな印象を持たせてしまいます。
この点はしっかり覚えておきたいですね。
ブログは資産になる。長期利益を見据えて更新を続けるべきメディア
SNSより長いコンテンツを掲載できるブログは検索流入に強く、仕事内容や社員ストーリーを丁寧に伝えることで応募者との信頼関係を築けます。
「ブログはなかなか書けなくて…」
このように足踏みしてしまう企業が多いのですが、絶対に書くべきです。
ブログをしっかり書いたら、そのコンテンツをXやThreads、Instagramなどにコンテンツを作り替えるようにしましょう。
コンテンツの再利用はとてもお勧めです。
🗺️マッチした応募者を増やすためのWeb戦略プランを立てよう
ここまでの解説を、実施するタイミングにきました。
何をすべきか?
実直に成功しやすい黄金プランを立てています。
以下を参考に、自社用にアレンジしてお使いください。
(1)ホームページの整備
ホームページがなければ作成する。
採用サイト、または採用ページを作成する。
採用サイト、または採用ページはあるが1年以上更新していない場合は、改修する。
(2)求める人物像を言語化する
自社で共に働きたい人は、どのような人であるかを言葉にしてみる。
求める人に向けたホームページのメッセージやSNSの発信をしていく。
(3)応募窓口の整備
メールフォーム、LINE、SNSのDM、電話など、自社で受け付ける窓口を決定する。
窓口に誘導できるよう、ホームページやSNSに導線設計を行う。
(4)SNSアカウントの整備
発信するSNSアカウントを開設し、プロフィールやアイコンを整備する。
詳しくはこちらの記事を参照。
(5)ブログの開設、執筆開始
自社ブログを作り、投稿を開始する。
最初は企業内の上層部の人が書き始めることを推奨。
(7)各部署1人ずつ社員インタビューを実施
仕事のやりがいや会社の魅力を本人の言葉で伝える。
Q&A形式、できるだけ顔写真付きにする。
動画インタビューはなお良し。
(8)「社員の1日紹介」コンテンツの作成
文章、動画などで一日の様子を紹介するコンテンツを作成する。
ホームページ、SNSで紹介する。
(9)採用データの見える化をする
実施後、採用応募数や採用率、離職率を計測する。
ホームページやSNSのアクセス解析等のデータ計測を行い、改善点をまとめる。
施策実施後、また分析を行い改善サイクルを回す。
🗂️まとめ:Webで採用が変わる
ホームページは会社の窓口、SNSはリアルな社風を伝える舞台。
このように考えてみると、どれか1つだけでは「足りない」というのが分かって来るでしょう。
人材不足が続く今、採用サイトとSNSを連動させて「見つけてもらう導線」を整えることが中小企業にとっての最重要課題です。
求職者が自社の魅力を知り、安心して応募できる環境を整えていきましょう。
3カ月後、自社に合う人が増えていることを願います。
📱SNS情報:Instagramのキャプションが検索流入増加につながる
「Instagramのキャプション(テキスト)は、しっかりボリュームをだして書いてくださいね」
私がよく支援先にお伝えしていることの一つです。
実は、とても重要なことになりました。
キャプションの部分がGoogle検索エンジンに読みこまれ、検索結果に投稿が表示される仕様になったのです。
つまり、キャプションで「SEO」対策をする時代になったということ。
より一層、Instagramは流入の可能性が高まります。
綺麗な画像だけ、動画だけ投稿するのではなく、文章もしっかり入れていきましょう。
ご意見・ご感想をお待ちしています!
このニュースレターに関するご質問やご意見がありましたら、ぜひお気軽にお知らせください。
あなたからの声をもとに、より役立つ情報をお届けしてまいります。
私が大切にしているのは、読者と共に成長していくこと。
私は上から下へと向かって「教授」していくのではなく、私自身が学んだことを「共有」していきます。
すでに登録済みの方は こちら