「手伝ってもらう」から始める、中小企業のための生成AI入門
こんにちは、チャコウェブの横山ゆみこです。
皆さん、生成AI(ChatGPTなど)を仕事で活用できていますか?
最近話題のチャットAIですが、中小企業の経営者やスタッフの方々と話していると
「実は使ったことがない」
「自分の仕事でどう使えば良いのかわからない」といった声をよく耳にします。
生成AIを使っている方でも、せいぜい文章作成を少し手伝ってもらう程度で止まっており、具体的に業務にどう活かせるのかイメージできていないケースが多いようです。
「便利そうだけれど、いざ自社の業務に導入するとなると、どうすればよいのかわからない」
こんな風になやんでしまい、手が止まってしまいますよね。
今回は「中小企業のための生成AI活用」をテーマに、具体的な活用領域やメリット、注意点について実践目線でまとめます。
「自分の会社でもこんなことからAIに手伝ってもらえそうだ」
と感じていただき、AI時代の波を味方につける一助になれば幸いです。
目次
💭 中小企業で進まない生成AI活用の現状とは
⚡乗り遅れると競争力に影響がでる?生成AI利用をするかどうかの判断は今が最適
🚀 中小企業こそ生成AIで変われる可能性がある
🤔「AIに仕事を奪われるのでは?」の不安に向き合う
✍️ 文書作成・資料作りの時間を大幅短縮
🤖 顧客対応の手伝いをAIに依頼する
📊 データ分析・レポート作成をスピードアップさせる
📣コンテンツ制作のサポート
🧩まずは「手伝ってほしい」ことをAIに依頼してみる
⚠️ 生成AI活用時に注意すべきポイント
📌 まとめ
💭 中小企業で進まない生成AI活用の現状とは
生成AIがこれだけ話題になっているにもかかわらず、中小企業での導入率はまだ高くありません。
実際に活用している企業は一部に限られます。
その背景には、人手や資金に余裕のない中小企業ほど「AIはうちにはハードルが高いのでは」と尻込みしている実情があります。
また、「AIを入れて何ができるのかピンと来ない」「成功事例が身近に無い」といったイメージ不足も大きいようです。
総務省における企業におけるAI利用の現状調査でも、日本、米国、ドイツ、中国の4か国中で日本は最もAI利用が少ないと結果が出ています。
⚡乗り遅れると競争力に影響がでる?生成AI利用をするかどうかの判断は今が最適
しかし同時に、約3割の企業が生成AIの活用を前向きに検討中という調査結果もあります。
つまり、多くの中小企業が「使い方さえ分かれば活用したい」と考えている状況なのです。
実際、「具体的な活用方法がわからない」と悩んでいるうちに、導入に積極的な競合に遅れを取ってしまう可能性もあります。
生成AIの波に乗るか乗り遅れるかで、今後の競争力に差がつくかもしれません。
🚀 中小企業こそ生成AIで変われる可能性がある
「AI活用なんて大企業の話でしょ?うちには関係ない」
こんな風に思われるかもしれません。
しかし実は、中小企業ほど生成AIの恩恵を受けやすいとも言えます。
少人数で経営・営業・バックオフィスまで幅広い業務を回さなければならない中小企業にとって、生成AIは24時間働く優秀なアシスタントになり得るからです。
例えば、営業資料作成や事務作業にかかる時間を大幅短縮できれば、限られた人員をより付加価値の高い業務に振り向けられます。
人手不足や時間不足に悩む中小企業ほど、生成AIを使う価値は大きいのです。
単純で繰り返しの多い作業はAIに任せ、人間は対面での信頼構築や創造的思考が求められる業務に集中するといった役割分担をすることで、従業員の働きがいも向上するのではないでしょうか。
🤔「AIに仕事を奪われるのでは?」の不安に向き合う
「AIに仕事を奪われるのでは」
不安に感じるかもしれません。
この不安は、AIのことがよくわからないままでは大きくなるばかりかもしれません。
AIが「得意な仕事」「苦手な仕事」があり、どのような場面に人が求められているのかを考えてみませんか?
恐怖の感情を出発点にするよりも、「自分がどう変化に関わるか」へ視点を移すのです。
では具体的に、生成AIが中小企業のどんな業務に活用できるのか、主要な領域ごとに見ていきましょう。