怖がりすぎ禁止!安心して投稿できる『社内SNSガイドライン』完全解説

危機に陥り、苦境に立ったとき『人の心の奥ぞ知られる』で、それは自分の人間的成長にとって、誠に得がたい教訓であり、本物と、偽者の友を見わける絶好のチャンスでもある。 佐々淳行
チャコウェブ 2025.04.23
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こんにちは。
チャコウェブの横山ゆみこです。

いつもニュースレターをご覧いただきありがとうございます。

前回は「SNSを社内に浸透させるための運用体制とスケジュール管理」についてお話ししました。

実際に使ってみようとすると「SNSはリスクが怖い」と感じる方も多いのではないでしょうか。

テレビやネットで炎上のニュースが取り上げられているのを見ると、「万が一うちがやらかしたらどうしよう…」と心配になる方もいらっしゃると思います。

SNS支援でお話をしていると、お客様からも「炎上しませんか?」という声を聞くことがあります。

しかし、必要以上に恐れる必要はありません。

最低限のルールとトラブル時の対応策を押さえておけば、ほとんどの炎上や法的リスクは避けられますし、万が一問題が起きても落ち着いて対処できます。

そこで今回のニュースレターでは、「過度に怖がりすぎず、安全運用を実現する社内のSNS管理」をテーマにお届けします。

読めばしっかり安全運用ができるようになるので、保存版として活用できますよ!

今回のSNS情報は昨年のSNS炎上まとめ。
知っておくだけでも学びになります!

目次

⚠️ よくあるリスクとトラブル事例
🔥 炎上の仕組みと予防策
⚖️ 基本的な法的リテラシー(著作権・肖像権など)
📝 社内SNSガイドラインの作り方
🆘 緊急時対応マニュアル:炎上・クレーム対応
🤝 経営幹部の温かい見守りと逆効果となる強制について
📝 まとめ
📱 SNS情報「2024年に観測されたSNS炎上事件レポート」

***

⚠️ よくあるリスクとトラブル事例

まずは、どのようなリスクがあるのか知っておきましょう。
大きくわけて3つご紹介します。

(1) 炎上リスク

些細な表現のミスが拡散される
軽い冗談が差別的・攻撃的と捉えられ、大勢から批判される事例が後を絶ちません。
テレビやニュースで大々的に報じられるものの中には、投稿者の意図と真逆に受け取られたケースも多く含まれています。
勢が利用する場では、発信者の意図とは違う解釈をされることが「よくある」のです。
また、悪気がなかったとしても、誰かを傷つけてしまうような発言になってしまうこともあります。

企業アカウントとしての立場

「公式見解」と見なされることが多いため、担当者の個人的な意見が会社全体の意見と誤解される可能性があります。
誤解を招く表現や差別的・攻撃的と受け取られそうな言葉づかいが拡散されると、一瞬で批判の声が集まり、対応に追われる可能性があります。

(2) 著作権・肖像権

フリー素材と称したものの中にも権利侵害が混じっている
出典不明の画像を安易に転載し、あとから権利者からクレームを受けるケースがあります。

人物写真の扱い
社員の顔写真、お客様の写真をSNSに載せるとき、必ず本人に承諾を得ないとトラブルになりかねません。
場合によっては「自分の写真を無許可で載せられた」と訴えられることもあります。

(3) 個人情報漏洩・企業秘密の流出

顧客の個人情報が写り込む
社内で撮った写真に、お客様の名前や個人情報が写り込んでいることがあります。

社内機密のヒントになる情報
簡単な写真でも、ホワイトボードに書かれた数値や図が事業戦略を示している場合があり、競合他社に見られてしまうおそれがあります。

***

🔥炎上の仕組みと予防策

テレビやウェブで取り上げられる炎上ニュースを見ると、大規模な炎上例がクローズアップされますよね。

そのため、「SNSは怖いもの」と感じる方も多いようです。

しかし実際には、基本的なルールを守り、投稿前に確認する癖をつけておけば、大半の炎上は防げるといわれています。

どうして炎上が起こるのか?

  • 誤解を招く表現、差別・偏見と受け取られる内容、あるいは明らかな違法行為を投稿

  • SNSユーザーが感情的に反応し、拡散される

  • 企業イメージが悪化し、収束するまで多大なコストがかかる

予防の第一歩

  • 社内でSNSについてのリスクやマナーについて学習する機会を作る

  • 社内SNSガイドラインを作成する(チェックリストも一緒に作る)

  • 投稿前にチェックリストで確認する(表現問題、法的問題)

  • 社内で疑問に思ったらすぐ相談できる仕組みを作る(担当を決めておく)

  • 万が一クレームが出ても放置せず、すみやかに訂正・謝罪する

自分ひとりでは気づかない表現を、他の人が読めば事前に防げることがあります。

前回のニュースレターでもお伝えしましたが、「一人」だけでSNSをやるとこのようなリスクも上がってしまいますので、ぜひチームとしてやっていきましょう!

「炎上リスクをゼロにすること」は難しいのですが、必要以上に恐れずに最悪の事態にも対処する構えがあると、担当者は落ち着いて投稿を続けられます

後ほど有料パートで「緊急時対応マニュアル」について詳しく解説いたします。

***

⚖️基本的な法的リテラシー(著作権・肖像権など)

ここまで聞くと『やっぱり怖い』と思うかもしれません。

しかし、実際には逆です。

ルールを定め、スタッフが定期的にリテラシーを学ぶ場を持てば、過度に恐れる必要はないのです。
知識を持っていれば安心できる材料が確実に増えます。

ここでは簡単に知っておくべき知識についてご紹介します。

著作権

  • 他社の文章や画像を引用する場合は、引用ルールに沿って出典を明示する

  • ロゴやキャラクターなどを使う際は、商標権を含めて注意を払う

  • 「フリー素材だから大丈夫」だと思っていても、出所不明な二次配布画像には注意が必要

肖像権

  • 社員の顔写真をSNSで発信する場合、可能であれば書面で「撮影・掲載OK」の同意を取っておくと安心

  • お客様の写真を載せる場合はなおさら慎重に。イベントや店舗で撮影する際はアナウンスを忘れずに

個人情報

  • 名前や住所、電話番号などが写り込まないようチェック

  • 予約状況や日報などがそのまま写っていないか

  • 個人名の名札や請求書がテーブルにある写真などが映ることが意外と多い

商標やブランドロゴ

  • 他社のロゴやキャラクターが映り込む場合も注意が必要。商標権の侵害にならないか確認する。

ルールを知ったうえで投稿すれば、いたずらに怖がる必要はありません。
最低限の知識を社内で共有し、社員が更新に慣れれば、リスクは大幅に低減できます。

🔒 ここから先は「有料サポーター限定」コンテンツです

もしこんなお悩みがあるなら、ここからの有料パートは投資する価値大です。

  • 自社用のSNSガイドラインを「今すぐ作りたいけれど、ゼロから設計する時間がない」

  • 炎上・クレーム対応マニュアルを「作らなきゃ」と思いながら、後回しにしている

  • 現場が頑張っても 経営幹部の温度差で成果が伸び悩んでいる

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