コンセプト設計を極める!ペルソナを「本当の武器」にする実践法と差別化戦略

すべては「たった1人の実際のお客さま」を理解することから 西口一希
チャコウェブ 2025.03.06
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こんにちは!チャコウェブの横山ゆみこです。

無料版では、コンセプト設計におけるペルソナの基礎をお伝えしました。

今回はさらに深く踏み込んで、ペルソナの本当の活用法や作り方の落とし穴、そして具体的な行動分析(N1分析など)をどのように取り入れていくかを詳しく解説します。

「ペルソナって名前や年齢を設定するだけで、実際何に役立つか分からない…」
「作ってみたけど使いどころがない」

と感じているかもしれません。

しかし、今の時代こそユーザー視点を強化しないと、広告やAIの最適化競争に埋もれてしまう可能性があります。

ペルソナの本質を理解しつつ、自社アカウントの存在意義を明確にし、競合が入りたくても真似できない独自ポジションを築くためのポイントを深掘りしていきましょう。

目次

🔍 なぜ今、ペルソナがこれほど重要なのか?
🧭 ペルソナがブレない軸を作る
🛠️ ペルソナを作成する具体的な手法と注意点
🌟 「選ばれる」ための差別化戦略
❓ Q&A
📋 まとめ
🖊️ あとがき

🔍 なぜ今、ペルソナがこれほど重要なのか?

(1)自社の都合だけでは選ばれない時代

「出せば売れる」時代は終わっています。

また、足りないものを埋めるだけのビジネスは、競合が乱立しやすく価格競争にも陥りがちです。

中小企業である私たちは、競合がひしめく場所では生き残るのが難しい存在です。

特に価格競争は疲弊しやすく大手に簡単に飲み込まれてしまいます。

一方で、人々は機能や価格だけではなく「自分に合ったサービス」「憧れを実現する体験」を求めるようになりました。

つまり「選ぶ理由」があれば買ってくれるのです。

ペルソナを使い、どのタイミングでどう選ばれたいかを想像できると、売り込みなしに自然と選んでもらう仕組みを作りやすくなります。

(2) カスタマージャーニーを作りやすくなる

カスタマージャーニーとは、お客様が自社の商品・サービスに出会う前から購入後までを、まるで旅のように流れを設計することです。

ユーザーの日常や行動の中で、いつ・どこで課題や憧れが芽生え、どんな選択をしながら何と比較して自社の商品・サービスを選んでくれるのか、選んでからの体験はどうなのか目に見えるように考えていきます。

ペルソナが具体的であればあるほど、カスタマージャーニー上の「ここで接点を作れば、自然に興味を持ってもらえそう」という発想が生まれるのです。

(3) 「お客さまは穴ではなく『何かの価値』を求めている」

「ドリルを売るのではない、穴を売れ」

マーケティング界隈でこのようなたとえ話がよくあります。

どういうことかというと、
「ドリルを買いにきた人が欲しいのはドリルではなく『穴』である」
という意味です。

確かに、板に穴を空ける目的はあるかもしれません。
しかし、それだけで本当に顧客を理解できているのでしょうか?

「DIYを楽しみたい」
「使う時の音や振動に満足感を得たい」
「ドリルのコレクションをしている」

など、別の価値があるかもしれません。

ペルソナを明確にすると、お客さまが本当に求めている価値(機能以上の感情や体験)を理解できるようになります。

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