【全文無料】Web発信は「じわじわ」でも成功する現実的で実践的な話
こんにちは、チャコウェブの横山ゆみこです。
「今更SNSを始めても、もう遅いですよね?」
「発信してる会社の成功はすごいですよね、うちもすぐ売れるだろうから…」
「炎上が怖くて、なかなか踏み出せません」
本当によくいただくのが、こういった悩みです。
ホームページもSNSも気にはなっているけれど、過大な期待と過剰な恐怖の間で動けなくなってしまうようです。
しかし、この3つの言葉はどれもWeb発信の現実とは少し違います。
Web発信は魔法のように爆発するものではありません。
既存のお客様や取引先からじわじわと伝わり、そこから新規へゆっくり広がっていく地味な世界です。
だからこそ「今からでも遅くない」のですが、そのじわじわを始めるためには、最低限直しておくべきベーシックがあります。
今回は全文無料で約5,500字をお読みいただけます。
現場で見てきた小さな会社の事例とともに、その現実と最初の一歩についてお話しします。
すでに発信を続けている方には「ですよね」と頷いていただけますし、これから始める方には「なんだ、それなら自分にもできそう」と感じていただける内容です。
目次
「やらなきゃ」と思いながら踏み出せない3つの理由
誤解①「今更始めても遅い」
誤解②「始めればすぐ売れる」
誤解③「炎上が怖い」
実際のWeb発信は「じわじわ」広がっていく
発信の効果を出すには「基本」が書かれていることが前提
ホームページに書いていないことは、問い合わせがこない
最初の一歩は、自社サイトを開いて「誰に・何を・どこで」を確認する
地味で確実な積み重ねが、未来の問い合わせを連れてくる
「やらなきゃ」と思いながら踏み出せない3つの理由
ずっと前から「やらなきゃ」と思いながらも、なかなか動けないでいた方がたくさんいらっしゃいます。
理由を聞いていくと、大きく3つに集約されます。
今更始めても遅いのではないか
始めればすぐ売れるはずという過大な期待
炎上したらどうしようという恐怖心
誤解①「今更始めても遅い」
この声は、特に40代以上の経営者の方からよく聞きます。
「うちは出遅れた」
「先行している会社にもう追いつけない」
「若い人ばかりがやっているSNSに、今から入っていくのは無理」
そう感じてしまうのも無理はありません。
キラキラしたインフルエンサーや、フォロワー数万人の同業他社を見れば、自分が追いつくイメージは湧きにくいですよね。
ですが、現場感覚としてお伝えしたいのは「実はやっていない会社のほうが多い」という事実です。
40代以上の経営者の方で「SNSはほぼ触ったことがない、見ることもあまりない」という方は、今でもとても多くいらっしゃいます。
特に地域に根ざした中小企業ほど、その傾向は強いと感じています。
つまり、出遅れていると感じているライバルも、実は同じ場所で立ち止まっていることが多いのです。
今動き出せば地域の中では「発信をしている会社」になれます。
むしろ、何年も前に始めて惰性で続けている会社よりも、今から「読者ファースト・お客様ファースト」で発信する会社のほうがこれからの時代は強くなるはずです。
誤解②「始めればすぐ売れる」
これは先ほどの①とは逆方向の誤解です。
「2週間で集客力200%アップ」
「ホームページから月20件の問い合わせ」
「フォロワー1万人達成」
ネット上には、こうした派手な事例があふれています。
これらは嘘ではないかもしれません。
ただ、特殊な条件が揃った一例だったり、地味な現実をかなり盛って表現していたりすることがほとんどです。
人は、良く知らないものに対しては過剰な期待をしたくなるものです。
ずいぶん前は「ホームページを作りさえすればめちゃくちゃ売れるようになる」と信じていた人も多かったので。
今は「AIを使えば超絶仕事が楽になる」という夢が独り歩きしている雰囲気がありますよね。
中小企業の現場で実際に起こるのは、もう少し控えめな変化です。
例えば、ある保育園さんがインスタグラムを始められたときの話です(園名や地域は伏せています)。
ここで最初に反応をくださったのは、保護者の方々でした。
「インスタ見てます」
「うちの子が園でどんなことをしているのが分かって嬉しいです」
そうした、既に園を利用されている方や関係者からの声がぽつぽつと届くようになりました。
それから少し時間が経って、新規の見学希望や採用の応募が増えていったのです。
最初に「どかっと新規が来る」のではありません。
まず既存の関係者の中で「あの園、発信してるね」という空気が生まれます。
そしてその空気がじわじわと外へ伝わり、新規の問い合わせや応募という形で返ってくる。
これがWeb発信の現実です。
BtoBでも同じです。
インスタを始めたある会社では、まず既存の取引先の営業さんから「いつも見てますよ」と声をかけられるところからスタートしました。
それから少し経って、新規の問い合わせが少しずつ増えていきました。
実は、私たちチャコウェブのこのニュースレターも同じです。
既存のお客様にかなり読んでいただいていて、そこから「うちの知り合いも悩んでいるから」とご紹介をいただくケースがとても多いのです。
「2週間で200%UP」のような魔法はありません。
それでも、確実に認知という土壌は耕されていきますから、効果は期待できます。
誤解③「炎上が怖い」
3つめの誤解は、炎上への恐怖です。
「うっかり変なことを書いて炎上したら取り返しがつかない」
「批判されたらと思うと怖くて、何も投稿できない」
そうおっしゃる方の多くは、ニュースで見る大企業の炎上事件を思い浮かべていらっしゃいます。
有名タレントを起用した広告、何十万人がフォローしている公式アカウント、テレビで取り上げられるレベルの不祥事。
確かに、あのような「事件」になってしまうと企業としてはかなりの痛手となることでしょう。
しかし、それは少し遠い話です。
地域に根ざした中小企業の発信ではこのような「怖いこと」はまず起こらないのです。
そもそも、フォロワー数が少ない段階では炎上が広がる燃料そのものがありません。
そして、誠実に「自分たちの仕事」や「お客様への想い」を伝えている発信が、突然炎上することはほとんどないのです。
もちろん、リスクがゼロというわけではありません。
それを言うなら、店舗を構えてお客様に対面で接客することにもリスクはありますよね。
ホームページを公開すること、電話に出ること、すべてに小さなリスクは伴います。
「リスクをゼロにするために何もしない」では、何も生まれません。
配慮しながら誠実に発信を続けることのほうが、長期的にはずっとリスクが小さい選択になります。
実際のWeb発信は「じわじわ」広がっていく
3つの誤解に関する認識を改めたところで、中小企業のWeb発信で起こる「現実の流れ」について見ていきましょう。
多くが以下のような順番で広がっていきます。
まず既存のお客様や利用者、取引先が見るようになる
その方々から「見てますよ」という声が届くようになる
その輪の中で「この会社、発信してるね」という認識ができる
少し時間が経ってから、その輪の外にいた新規のお客様や応募者からの問い合わせが増えてくる
これは、保育園さんでも、リフォーム会社さんでも同じ流れです。
実際、チャコウェブも同じような流れを辿りました。
つまり、Web発信の効果は「直接の集客」よりも先に、「すでにある関係性の強化」として現れます。
そして関係性が強くなった結果として、ご紹介や口コミという形で新規が広がっていきます。
派手ではありません。
しかし、地味だからこそ続けた人だけが手にできる結果です。
発信の効果を出すには「基本」が書かれていることが前提
「じわじわ広がる」と言いましたが、何も整えずに発信していると、そのじわじわすら起きません。
特にホームページ側でつまずいている会社さんが、本当に多いのです。
例えば、あるクリニックのホームページを拝見したときのことです。
デザインはとても綺麗で、写真もおしゃれで、印象は悪くありませんでした。
ところが、よく読むと「診療科目」がはっきり書かれていません。
「どこの地域でやっているか」もぱっと見では分かりません。
これでは、検索してきた患者さんが「ここに行こう」と判断する材料がない状態です。
そして、検索エンジンも「このホームページを誰に見せるべきか」を判断できません。
リフォーム会社さんでも、同じことが起きていました。
「リフォーム全般を承ります」というような大きな書き方はあっても、対応エリアがどこなのか、具体的にどんなリフォームができるのかがよくわかりませんでした。
これでは、家のサッシが壊れて困っているお客様が検索しても、その会社にはたどり着けないのです。
ホームページに書いていないことは、問い合わせがこない
このリフォーム会社さんに、対応できるサービスを箇条書きで詳細に書いていただきました。
壁紙の張り替え、サッシの取り替えなど、現場で実際にできることを、できる限り具体的に書き出しました。
すると、リニューアル後2週間以内に、書いた内容に関する問い合わせが増え始めたのです。
それまでは、できることなのに「やっていない」と思われて、問い合わせの段階にすら上がっていなかったのです。
これは、Web活用のとても大事なルールです。
「ホームページに書いていないことは、問い合わせが来ない。」
逆に言えば、書けば来るということ。
お客様は「こんなことをお願いできる所はどこかな」と検索しています。
その際、自社のホームページに具体的なサービス名が書かれていれば見つけてもらえます。
書かれていなければ、見つけてもらえません。
これは検索エンジンの仕組みでもあり、お客様の心理でもあります。
当たり前のように感じるかもしれませんが、できていない会社が多いのです。
最初の一歩は、自社サイトを開いて「誰に・何を・どこで」を確認する
ここまで読んでくださった方に、今日やっていただきたいことが一つあります。
スマートフォンでもパソコンでも構いません。
自社のホームページを開いて、トップページから3秒見てください。
そして、こう問いかけてみてください。
「誰に向けたサービスなのか」分かりますか?
「何を提供しているのか」具体的に分かりますか?
「どこの地域に対応しているのか」分かりますか?
この3つは、Web発信の基礎中の基礎です。
派手なテクニックでもなければ、お金をかける話でもありません。
ここが書かれていないホームページは、どんなに綺麗でも、どんなにSNSを頑張っても、検索の俎上に上がってきません。
逆にここがしっかり書かれていれば、地味な発信でも確実に届きます。
もし「うちのホームページ、書いていないかも」と気付いた方がいらっしゃったら、今日のうちに1行追加するだけでも変わります。
自分で出来なければ、重要なので管理会社や制作会社に依頼しましょう。
例えば、トップページに「○○市・△△市で、リフォーム工事(壁紙張替え/サッシ交換/水回り など)を承っています」と書くだけで、検索からの見つけられやすさは変わります。
地味で確実な積み重ねが、未来の問い合わせを連れてくる
夢を壊すようで心苦しいのですが、Web発信は魔法ではありません。
2週間で200%UPはありませんし、フォロワーが一夜にして1万人になることもありません。
しかし、ホームページに「誰に・何を・どこで」を書いて、SNSで日々の様子をぽつぽつとお伝えしていけば、まず既存のお客様が見てくれます。
そこから取引先や利用者の中で「あの会社、発信してるね」という空気が生まれます。
そして時間をかけて、その空気が新規のお客様や応募者へとつながっていきます。
地味です。
でも、確実です。
そして、今からでもまったく遅くありません。
むしろ、誤解にとらわれて何年も動けなかった方こそ、今動き出せば変化は早く感じられるはずです。
ぜひ、自社のホームページを今日のうちに開いてみてください。
何か気付いたこと、書き直してみたこと、感想や疑問があれば、このメールに返信する形でお気軽に教えていただけると嬉しいです。
そして、もしこの記事が役に立ったと感じていただけたら、ぜひ同じように「やらなきゃ」と悩んでいる経営者のお仲間や、Webのことで頭を抱えている知人にシェアしていただけると嬉しく思います。
来週もまた、お会いできるのを楽しみにしています。
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